マスクの知識について

皆様こんにちは。

コロナウイルスがまだ収束を迎えない中でとても大変な生活を強いられておりますが、
ここで最近知った知識を皆様に共有させていただきます。

最近コロナ禍の中で生活の一部になっているマスクですが、
とりあえずマスクつけておけば大丈夫と思われている方も多いかと思います。
とりあえず洗えて、何回も使えるマスクのウレタン製または布製のマスクが便利で使用されている方も多いです。
僕もその1人でした。

ここで1つ参考に紹介させていただきたいのが、
最近の実験結果で分かった
マスクの種類の実験結果です。↓

(マスクなどの種類/吐き出し飛沫量/吸い込み飛沫量)

不織布マスク/20%/30%

布マスク/18〜34%/55〜65%

ウレタンマスク/50%/60〜70%

フェイスシールド/80%/小さな飛沫に対しては効果なし(エアロゾルは防げない)

マウスシールド/90%/小さな飛沫に対しては効果なし(エアロゾルは防げない)

※出典:豊橋技術科学大のプレスリリース

この実験結果は布やウレタンで作られたマスクに比べて、
不織布マスクの方が、飛沫の飛散を抑える効果が高い傾向にあることが、
国立研究開発法人「理化学研究所」(理研)
によるスーパーコンピューター「富岳」を使った
シミュレーション結果で分かったものです。
詳細はシミュレーション結果をご覧ください。
この実験結果で分かるとおり、
フェイスシールド、マウスシールドは数字を見る限り危険です。
その次にウレタン製と布製です。
最も良い結果を残したのが不織布のマスクです。
吐き出しの飛沫量も80%軽減されています。
現在不織布のマスク以外は禁止とされる、お店や医療施設が増えているのもこのためです。

不織布のマスクにも機能があり、
マスクのパッケージに

PFE・VFE・BFE・花粉

と表記されているものを目にしたことがあると思いますが、
よく分からないという方のためにそれぞれの機能について少し紹介します。

PFEとは

PFE(Particle Filtration Efficiency)とは「微粒子ろ過効率」のことで、約0.1㎛(マイクロメートル)サイズの粒子をどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。インフルエンザウイルス、ウイルス単体(飛沫核)、結核菌ウイルスなどが対象となります。「PFE99%」という表記であれば、約0.1㎛サイズの粒子を99%ろ過するということになります。

BFEとは

BFE(Bacterial Filtration Efficiency))とは「バクテリア(細菌)ろ過効率」のことで約3㎛の細菌を含む粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。花粉や咳・くしゃみに伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。
「BFE99%」という表記であれば、約3μmの細菌を含む粒子を99%ろ過するということになります。

VFEとは

VFE(Viral Filtration Efficiency)とは「ウイルスろ過効率」のことで約0.1㎛~5.0㎛のウイルスが含まれた粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。インフルエンザウイルス、咳・くしゃみを伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。「VFE99%」という表記であれば、約0.1μm~5.0μmのウイルスが含まれた粒子を99%ろ過するということになります。

まとめるとインフルエンザウイルスの予防にはVFEやPFEの数値がより高いものを、花粉の予防にはBFEの数値がより高いものをご使用いただくことが大切です。

不織布マスクは数値も確認した上で、ご購入される際のご参考にしていただければと思います。
日常に沿った用途でマスクを使い分けていくことも良いかと思います。
密な場所は、不織布を使用する。
日常生活で密にならない場所は布やウレタンを使用する等。
 
あくまでも現在公表されている実験結果ですのでご参考にしてください。